【タージマハル探し#14】シャー・ジャハーンと同名の女王が建てたタージ・マハル・パレス


ボーパール旅行に行ってきました!お目当ては、ボーパールの女王様がつくったというタージ・マハル・パレスに行ってみたかったのです。

タージ・マハル・パレス

ボーパール藩王国

ボーパールは中央インドに位置し、北から攻めてくるイスラム系や地元のヒンドゥー教系など様々な王朝に支配されてきました。ムガル帝国が南下し支配を進めましたが、ボーパールはその間も直接統治をされることはなかったようです。18世紀に入りムガル帝国が弱体化すると、1707年頃に元々ムガル帝国の軍人として働いていたアフガン系のドースト・ムハンマド・ハーンが、このあたりを収めていた領主を打ち破り、統治を始めました。これがボーパール藩王国のはじまり。

私がボーパールに興味を持ったのは、このボーパール藩王国がナワーブ(王様)が統治し続けたのではなく、あるタイミングからベグム(女王様)が国の上にたち、まとめ続けたという点。1819年から4代にわたり、ベグムがボーパール藩王国をまとめました。

今回のタージ・マハル・パレスは、3人目のベグムであるシャー・ジャハーン・ベグムが建てたもの。彼女は特に、芸術や建築を愛していたと言われ、様々な建築物を建て、街づくりを行ったことでよく知られています。

Taj Mahal Palace

タージ・マハル・パレスは、シャー・ジャハーン・ベグムが自身の邸宅として建てたものです。1871年頃に建てはじめ、1884年頃に完成し、その期間は約13年もかかりました。彼女が亡くなるまでここで住んでいたと言われています。元々はシンプルに、王宮(ラージ・マハル)と呼ばれていたそうです。

ボーパール藩王国はイギリスがインドでの統治を始めても、藩王国として良好な関係を築いていました。ボーパールに駐在していたイギリス外交官がこのパレスに訪れ、その素晴らしい建築に感銘を受けると、シャー・ジャハーン・ベグムへ「あなたはアグラにあるタージ・マハルを建てた皇帝と同じ名前なのだから、このパレスをタージ・マハルと呼んだらどうか」と提案したそうです。こうしてタージ・マハル・パレスと呼ばれるようになりました。

ムガル帝国皇帝のシャー・ジャハーンは男性ですが、ボーパールのベグムは女性。イスラム系の名前でも、男性女性関係なく同じ名前が付けられることがあるんですね。

このエピソードを知って訪れてみたいと思ってやって来たのですが、なんと完全閉鎖されていて入ることが出来ませんでした。ヘリテージホテルとして改築することが決まっているようで、そのために現在は中に立ち入ることが出来ないんだそう。今回泊まったホテルで聞いた話としては、ホテルへの改築は決まっているけど工事は何年も進んでいないとのことでした。

入り口のみ見ることが出来ましたが、色あせてはいるものの彫刻や造りは大変美しいです。イスラム様式に加え、イギリスの建築様式影響も受けたといわれており、中がどうなっているのか気になりますね。

リノベーション中の掲示
時間が経っても青色が残っているのがすごい。なんの染料なのだろう?
パレスの横には、こちらもシャー・ジャハーン・ベグムが整備した「真珠の池」という名の池があります
池の対岸には、こちらもシャー・ジャハーン・ベグムが建てたタージ・ウル・マスジッドがあります

おわり🙂

ぜひタージ・マハル・パレスに行きたいなーと思っていたので、中に入れないのは残念でしたが、ボーパールの街を歩けていろんなことを知れたのでやっぱり行けてよかったです。

インド独立後に、パレスはずっと放置されていたようなので、メンテナンスされずにこのまま朽ちてしまうのであれば、綺麗にリノベーションしてホテルとして残っていくほうがいいのかもしれないですね。いつかホテルになったら、ぜひ来てみたいな。

あすり
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