【パンジャーブ日記】ハリープラー村で週末パンジャーブ

おはこんばんちは🙂 あすゆき(@asliyuuki)です。パンジャーブ出身の友達と一緒に過ごした週末2日間を書き留めたいと思います。

週末パンジャーブ

キッカケは私が最近行っていたテーマ旅 印パ国境巡り で、友達に「あとファジルカの国境とフィロズプルの国境行くの」と言ったら「私のお家が近いから、うちに遊びに来て一緒に行こうよ!」と誘ってくれ、彼女の実家があるパンジャーブのとある村におじゃましました✨

パンジャーブと言えば皆が「村」「農作業」に思いを馳せるものです。都会生まれだろうと祖父や祖母の時代はそうだったとルーツはそこにあり、パンジャービー語映画や音楽にも欠かせないものです。今回は貴重なそんな生活にせっかく混ぜていただいたので、心に残ったことを書いていきたいと思います。

インド鉄道で帰省

デリー郊外の鉄道駅から夜22時に出発。そこから鉄道を乗り換えたり、その乗り換えに1時間半くらい駅で待ったり、バスやらバイクやらを乗り継いで約12時間かけて到着しました。本気出したら、デリーの今の家から横浜の実家まで帰るのと同じくらいなのではないかと思いました。笑

国土の広いインドを実感した移動でした。どこまでも続くインド鉄道のおかげで、安価でどんな人でも遠くへ行くことができるのは素晴らしいですよね。

12時間かけて到着

お母さんのごはん(これぞ Ghar ka khana!)

着いたらすぐに、友人のお母さんがご飯を作ってくれました。これが、本当に本当においしかったんです!!!私はそんなグルメでもないのですが、そんな私でも分かる違い!すべて自家製の食材を使って新鮮だからなのか、お母さんの愛情がたっぷりだからなのか…!パンジャーブ料理の代表「サルソーン・ダー・サーグ(菜の花のサーグ)」も旬な季節で、とってもおいしかったです🌼特にバッファローのダヒー(ヨーグルト)はトロトロクリーミィ―でほっぺた落っこちました💓

パンジャーブのキッチン

ご飯を作っているところも見学させてもらいました。パンジャーブのキッチンと言えば伝統的なオーブン、チュラー (ਚੁੱਲ੍ਹਾ)。粘土を固めて作ったオーブンに火を起こして使います。寒い季節でもこうやって外で食事の支度をするのですね。今はコットンの季節らしく、コットンを収穫したあとの枝や殻を燃やしていました。

ローティーもこうやって外で丸めてチュラーで焼くのですね。

お母さんの後ろ姿

お家で採れるもの

お家の周りも探検させてもらいました!まずはお家の裏には、バッファローを何匹も飼っていました。お母さんミルク搾乳中。友人は今デリーに住んでいるので、彼女がお乳を搾ろうとしても蹴られてしまうんだとか!ちゃんとバッファローちゃんたちも誰が餌をくれて誰が面倒みてくれてるのか分かるんだよ~と言っていました。

近くには、牛糞ケーキが乾かしてありました。うんちから作られるエコな燃料。この牛糞ケーキを作るのは女性の仕事とされ、ここでも女性が成型しているんだそうです。インド全体で見られますが、ヒンディー語だとウプラー、パンジャービー語ではパーティーと呼びます。

さらにお家の裏を進んでいくと、辺り一面に広がっていたのはオレンジ畑!(インドのオレンジ、キンヌー🍊)もぎたてのキンヌーはすっぱ甘くておいしかったです。ちなみにおばあちゃんたちは、このキンヌーに砂糖をかけて食べていました😮

その他にも載せきれないほどの、たくさんの野菜や果物。カリフラワー、大根、にんじん、グァバ、菜の花、コットン、アレとか、本当に様々でした♪ これらを育ててもちろん自分たちでも楽しみながら売ったりしているようです。きっと季節が変わるごとにいろんな野菜や果物に出会えるんでしょうね✨

カリフラワー
コットン
見て楽しい食べておいしい菜の花
アレ

昔の乗り物テンポ

お家から出てお散歩したときに道で出会ったのが、こちらの乗り物テンポ/テンプー。インドで初めて出会った乗り物!

パンジャーブでは(パンジャーブ以外もかもしれないです)リクシャーが流行る前の時代には、この乗り物が活躍していたんだそうですよ。そして今でもこの村では人々の足として働いてるそうです。今回は時間がなく乗れませんでしたが、いつか乗ってみたいなぁ。

(テンプーテンプー、と呼ばれていて、おそらくテンポという車会社の名前のようです?)

100年を越えたフルカーリー

「あなたに見せたいものがあるの!」と友人がお家の奥から取ってきた袋の中に入っていたものは、手作りのフルカーリー。フルカーリーとはパンジャーブ地方の伝統的な刺繍のことで、この刺繡が施されたショールのことなどをフルカーリーと呼びます。なんとこれは彼女のおばあちゃん92歳のお母さんが作ったものなんだそうです!刺繍だけでなく、この布自体もコットンから編んだのだとか。おばあちゃんは現在はパキスタンにあるとある村から、分離独立の際インド側へ渡ってきた方。このフルカーリーはどんな景色を見てきたのだろう、そしてこれを持ってきて肌身離さず今も大切に持っているおばあさまのことを考えると触れるのも緊張してしまいました。とても貴重なものを見せて触れさせていただきました。

友人がぜひ巻いてね、と言って私の肩にかけてくれました。緊張!!とっても素敵なフルカーリーです。🌼🌸🌻

満天の星

そしてこれも書いておきたい!夜空には、その言葉通りの満天の星が広がっていました🌟こんな星空インドで見たことないよ~!スマホで撮った写真でも👆のように星が見えるくらい星が輝いており、肉眼ではもっともっとたくさんの星を見ることが出来ました。

空気が汚いのはデリーだけで、パンジャーブではこんなに綺麗な星が見えるんですね。

あたたかいパンジャーブ人

最後にみんなで写真撮ろうよ!と言って撮った一枚。えっともう誰が誰だか分かっておりません🤣だって日本語で言う「いとこ」とか「はとこ」だったりしても「兄弟」って言われるんだもん🤣🤣🤣でも本当に兄弟みたいに、家族みたいに、親しいんだなぁとインドの家族のパワーを感じました。皆さんとても暖かく迎えてくれました。感謝しています。

最後に書いておきたいことがあるとすると…おばあちゃん!92歳なのですがとっても元気で自分で野菜を採ってきたり、なんかこれはすごくイメージをぶっ壊してくれました。勝手な思い込みが間違っていたんだなと気付かせてもらいました。インドではあまり寿命が長くないのかなぁなんて思っていたのだけど、そんな考えは大間違いでした。そして今回最も印象に残ったのはパンジャーブの田舎では本当に女性は働き者だということ。自分の夫や子どものためだけでなく、家族みんなのためにいろんな仕事をしていました。そしておばあちゃんも働き者。

最後の最後に、友人のお母さんからお小遣いまでいただいてしまいました。こんなによくしてもらって、泊めておいしいご飯をいただいただけで十分だし、むしろ私がお礼する立場なのに…。友達が「Token of Loveだから受け取ってね」と一言。ありがとう、と伝えていただきました。こんなふうに良くしてくれる人たちに出会えて幸せ者だし、どうやって恩返しをすればいいのか、恩返しすることができるのかを考えてしまいます。考えても明確な答えがでないのだけど。

あすゆき

最後までお読みいただき、ありがとうございました🧡

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