おはこんばんちは🙂 あすゆき(@asliyuuki)です。
デリーにある10の歴史的に重要なグルドワーラー(シク教寺院)を巡った記録です。今回は6つ目の、Gurdwara Nanak Piao Sahibです🌟
Table of Contents
Gurdwara Nanak Piao Sahib
@ GT Road
北デリーのGT Road沿いにある、Gurdwara Nanak Piao Sahibです。グルドワーラーの名前にある Piao ਪਿਆਓ は、パンジャービー語で「無料の給水所」を意味する言葉で、インドではグルドワーラーやお寺にあり、また街の中にもあったりしますね。酷暑になるインドでは、綺麗な飲み水は命に係わる大切なものです。誰でも安心して飲める水を提供するのもグルドワーラーの一つの役割です。なぜこのグルドワーラーの名前に Piao と入っているのか歴史を知ってみましょう😊
歴史とゆかりのある人物
Gurdwara Nanak Piao Sahibにゆかりのある人物は、初代グル、グル・ナーナクです。デリーがローディー朝のシカンダル・ローディーに統治されていた1505年、デリーを訪問しこの場所に滞在したと言われています。人々は、グル・ナーナクと彼に帯同していたバーイー・マルダーナーに贈り物や供え物を渡しましたが、グル・ナーナクはそれらをすべて貧しい人々へ与えました。
この場所はGTロード(グランド・トランク・ロード)という古来からの南アジアの重要な交易路で、多くの旅人たちが行き交う場所でした。グル・ナーナクはこの場所に井戸を掘り水を汲み、この場所を旅人たちや地元の人たちへ水を分け与えました。またそれだけでなくランガルを設け人々に食事も提供しました。こうしてこの場所は「Piao ਪਿਆਓ ピアーオ」と呼ばれるようになります。グル・ナーナクの言葉に耳を傾けに、旅人だけでなくデリーに住む多くの人たちがこの場所を訪れたと言われています。
グルドワーラー
グルドワーラーの敷地はとても広かったです。ダルバール(ホール)の奥には、大きなサロヴァル(貯水池)もあります。
私がこのGurdwara Nanak Piao Sahibに行ったときの思い出♪ まず靴を預けに行ったのですが、そこで働いていたおばさんに預けた時に「ありがとう」と言いました。(こういうふうに、ありがとうっていうのは日本人にとっては普通のことですよね)そうしたら「ありがとうなんていいの、あなたは私の娘よ~!」とハグハグしてくれました。こうやって迎え入れてくれること、優しくて暖かい方とこうやって出会えるのも、参拝させてもらう身として、とても嬉しいです。
井戸
グル・ナーナクが使用した井戸は現在も残っています。かなり立派に改修されており、当時の様子を見ることはできませんが…🥲 大きなドームで覆われた中に井戸があります。セーワーダール(ボランティアで働かれている方)がポットを使い、水を参拝者へ与えてくれます。ポットから水を注ぎ、その注がれる水を手で口へ運びます。もしかしたらグル・ナーナクの時代もこんなふうに水を手で渡してくれていたのかもしれませんね。
またその場で水を飲むだけでなく、お持ち帰り用もありました。希望する方は、このポリ袋を持って帰ることが出来ます。
おわり🙂
#06 Gurdwara Nanak Piao Sahib
● Place – Near GT Road, Delhi
● Associated with – 1st Guru, Guru Nanak ji
● Sikh Artifacts – Well
● Saraan – Yes
● Sarovar – Yes
あすゆき
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