【北海道・札幌】スープカレー@アジャンタ|インドにルーツがあるスープカレー発祥のお店

こんにちは。あすゆき(@asliyuuki)です。インドの文化やインドの公用語ヒンディー語の学習が好きで、言葉や文化にまつわることを日々調べたり、ブログを書いたりしています。

札幌といえばスープカレーが有名ですよね。なぜだろうと思い、早数年。先日、札幌に行く機会があり発祥のお店とされるアジャンタへ行ってきました。私は関東住まいですがよく考えたら、スープカレー自体ちゃんと食べるのは初めてかもしれない!なぜ札幌はスープカレー文化が有名なのかの謎をこの機に知りたい!

薬膳カリィ本舗アジャンタ@札幌

札幌と言えば、スープカレー。北海道の札幌市内には、スープカレーを提供する店が200店舗以上もあり(!)、各店それぞれ味付けや具材が異なる独自のスープカレーがあるのが特徴だといわれています。

それなら、ルーツとされる発祥とされるお店に行きたい!ということで調べたところ、こちらの薬膳カリィ本舗アジャンタさんのお店の名前を見つけました。そして、こちらの薬膳カリィ本舗アジャンタ自体は発祥のお店ではなく、スープカレーを考案した喫茶店アジャンタを継承するお店です。

スープカレーはどうやって生まれたの?

今は無き喫茶店アジャンタの創業者である方が、真のスープカレーの生みの親。そしてその始まりは、お店のメニューとして考案したものではなく、【高齢になった父親や自らの健康のため】につくり始めたのだといいます。そしてそのアイデアが生まれたキッカケは、やはりインドにあるようです。

創業者の方がインドへ旅行に行った際、インド人がスパイスは体に良いと言ったことを耳にし、そこからスパイスと漢方の融合というアイデアが生まれる。その後、漢方薬について学び、試行錯誤の上スープカレーの前身となる「薬膳スープカレー」が完成する。

こうして自分たちの健康のためにと生まれたスープ。それを見たお客さんからの食べてみたい!というリクエストに答えたところ好評で「薬膳カリィ」の名前でお店のメニューに採用!(1980年以降)

この「薬膳カリィ」が話題になると、サラサラとしたスープ状のカレーを出すお店が札幌市内にも増え始めます。その頃はメニュー名に統一感はなく、それぞれのお店で思い思いの名前で提供されていたところ、マジックスパイスというお店が1993年にオープンそして「スープカレー」という名前で提供し、このネーミングが定着して多くの人に知られるようになりました。

札幌のご当地文化として愛されているスープカレーにはこんな背景があったのですね。発祥のお店となった喫茶店アジャンタの名前も、インドのマハーラーシュトラ州にある仏教遺跡からとられています。実際にインドに足を運んだ創業者の方が一番心が安らいだ場所がアジャンタであったことから、お店の名前につけられたのだそう。インドから遠く離れた北海道という地で人々から愛される「スープカレー」も、やはりインドからインスパイアを受けた方の手によって生み出されたものだったのですね。

★もっと詳しく発祥の経緯について書かれています!
参考
いまや札幌名物のスープカレー、そのルーツを徹底解明とんちゃん日記

アジャンタの薬膳カリィ!

あ!長くなりすぎて、カリィのことを全然書いてませんでした。そうそう、薬膳カリィっていう名前なので、少しクスリっぽい匂いとか味がするのかな?と思ったのですが、ぜんぜんそんなことはなく、美味しくいただきました。

サラサラのスープに、ごろごろと大きくカットされた野菜やお肉が入っているのが、これも札幌スープカレーの特徴のようですね。

普通のスパイスカレーよりも、発汗作用が高いような。。。味はそこまで特段の辛さを感じないのですが、食べながらすごく汗が出てきて、食べ終えた頃には体がポカポカしてきました。とっても美味しかったです。

札幌に滞在中、ほかのお店でもスープカレーを食べたのですが、お店が変わればそのカレーも全く違ったので驚き!カレー巡りをしても楽しそうです。また機会があったら、札幌、遊びにいきたいですー!

お店にはインドを感じるポイントもいっぱい。
音楽はボリウッドソングでした。

 

薬膳カリィ本舗アジャンタ

最寄駅 元町駅から徒歩5分

住所 北海道札幌市東区北23条東20-2-18

営業時間

ランチ→11:00~スープ品切れまで

ディナー→17:00~スープ品切れまで

定休日 12/311/11/2

 

公式Webサイト ajanta.jp

* 2021年2月現在の情報です

 

あすゆき

最後までお読みいただき、ありがとうございました🧡

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