メイドさんと過ごして私が感じたこと【後編】

おはこんばんちは🙂 あすゆき(@asliyuuki)です。今日は、昨日の続きです。その前に。

今私が住んでいるPG(Paying Guest)について、ご飯、掃除洗濯などなど家事サービス付きシェアハウスなんてずいぶんと聞こえよく書いてしまったのですが、もっと適切な日本語を今日思い出しました。

下宿です!インドの下宿!これがぴったり!!

前編:メイドさんと過ごして私が感じたこと【前編】

※長くなってしまったので前編・後編に分けました。
※一部不快に思われる表現があるかもしれません。

最初に選んだ選択肢

引っ越した新たなお部屋です。狭い(涙)

彼女たちのやっていることは、コロナウイルスに対してだけでなく、たくさんの問題を孕んでいた。できれば私はそのままそこに住み続けたくないと思ったし、そしてどう対処すべきか私たちは本当に悩んだ。

彼女たちのことをオーナーに報告すれば、彼女たちは仕事を失うかもしれない。そしてこのことが、彼女たちの親や家族に知れ渡ったら、どうなるか想像するのも怖かった。(少なくとも私だったら親に知られたくない)

だから私たちは、オーナーに報告せずに、自分たちで対処することを選んだ。誰にでも間違いはあるから。私たちにばれないと思っているからやっている、でも注意されたらやめるだろうと思っていたのだ。

そこでまずチビちゃんのほうに直接、話をすることにした。彼女が情報を提供していたので。「あなたたちのやっていることはまちがっている。あなたたちも危ない。だから今すぐやめるようにして。もし続くようだったらオーナーに報告するよ」とちょいとびびらせる作戦。

わかった、と彼女は言った。そして数時間後、先輩に話した、もう絶対にしない。と言いに来た。「お母さんに誓って?」と聞くと、「お母さんに誓って。माँ की क़सम」と涙目で言った。その姿は、本当にしおらしく反省しているようにみえたし、もうさすがにやらないだろうと私たちは感じた。

結末

チビちゃんが「お母さんに誓って」といったその日の夜、また同じことが起きた。残念ながら、彼女たちには何も響かなかったようだ。

残る選択肢は、2つ。私たちがこのPGから出て行くか、オーナーに報告するかだ。でも今、新たな住居を探すことはできない。よって、オーナーに報告するしかない。電話で報告したところ、オーナーは夫と一緒にすぐに駆けつけやって来た。私たちから詳細な事情聴取をしたあと、別の部屋に消えていった。

その後が地獄だった。まず一人ずつ呼び出し、それぞれにいくつか誘導させるような質問をした。でもメイドは真実は答えない。その後、核心をつく質問をする。その質問にも嘘で返す。その後、何度も何度も叩く音が聞こえた。何度も何度も、ものすごい大声で怒鳴りつけて、手で、そして何か違う物を使って。耳を塞ぎたかった。

そうして何度か叩いた後に、少しの真実を混ぜた嘘で答える。でも夫婦は真実を知っている。だから、また何度も叩き、質問、少しの真実を混ぜた嘘。の永遠の繰り返しだった。そして何度も私たちの名前を出して嘘をついた。何度もそれを繰り返しているうちにいろいろな真実が明らかになった。私にお金がほしいと言ったのにも、別の理由があったことが分かった。(隣の部屋にいたので、すべて盗み聞きしたというか罵詈雑言とてつもない大声でやりあっていたのでいやでも聞こえた)

あんな現場、約30年生きてきて、あんな修羅場今まで見たことない。なんて平和な世界で私は生きてきたんだろうね。 でも日本であんな現場に巡り合うこと、あんまりないと思う。

でも明らかに私の中の気持ちもめまぐるしく変わった。最初は、こんなことになるならオーナーに言わなかったほうが良かったんじゃないか?彼女たちの人生を破壊してしまったんじゃないか?でもなかなか答えない姿に徐々に、なんで素直に答えないんだろう?謝らないんだろう?なんでたった一言ごめんなさいが言えないんだろう?と思い始めた。

特にチビのほうは全くもって響いてない様子で、こんなふうに怒られてもあっけらかんとした態度だった。事の重大さがわかっていないのか、それとも何も悪いと思っていないのか。

今まで私たちに見せてきた態度や言ったことが嘘だったこと。息をするように嘘が次々と出てくること。演技もピカイチ、主演女優賞レベル。人に嘘をつくことに何も感じないし、そういうことが染み付いてしまっているのかもしれない。何度も殴られた後で、何にも悪びれる様子もない姿を見て、私は悪魔の子供なのではないかとすら思ってしまった。

一人だけでなく、二人とも同じような態度をとったことで、私は最終的に「彼女たちに対しては、この方法しか解決方法はないのだろう」とすら思ってしまったのだ。今まで暴力を容認したことなんて一度もない。でも、こうもしなければ彼らは何も話さないのだ。

こうして私たちが気づいた事を聞き出して、また知らなかったことも聞き出したが、おそらくあの様子じゃまだまだ隠していることはあるんだろうなと感じた。

後日談

こういう経緯があって、引越しをした。とりあえず、私に関わる問題はこれでひとまず気にすることなく、安心して生活できるようになったので良しとする。

しかし、ここでこの話が終わらないのがすごいから聞いてほしい(笑)

彼女たち2人も、同じようにオーナーの部屋に連れてこられ働いていており、どうやら仕事は失わなかったようだ。私の部屋に近づかないように言われているのか、なかなか関わりはないが、聞こえてくる彼女の甲高い声はご機嫌のよう…。

そして、たまたますれ違う機会があり「Didi~」と甘い声を出して、また近づいてきたのだ。え、反省してないの?やはり一ミリも自分がやったことが悪いとは思ってもいない。

その時、私は顔色ひとつ変えずに、冷たくあしらってしまった…。いろんな想いがうずめいて、嘘でも、愛想よく対応できなかった。

考えたこと

新しい部屋の前にある中庭。ロックダウンで一日中外に出れない、牢屋のよう…。

このことを通して、今までは分からなかったインドの一部分を見たような気がするし、いろいろな意味で私の考え方も変わった。そしてこれは、彼女たちだけの問題ではなく、本当に根深い問題だと思ったのだ。

私は、彼女たちのしたこと、嘘をついたことに怒っているのは確かだ。だが、したことも反省しないことも、非難したいけれど・・・できないとも思った。彼女が幼い頃から働かなければいけない境遇に、同情する。彼女が愛をもって、何が正しいのか何がまちがっているのかを教えてもらえないことに、同情する。

彼女たちがしたことは悪い。でもなぜ悪いのか?それを教えてくれる人はいない。彼女たちのことを想って、考えて、愛をもって教えてくれる人がいない。

この様子を見ると、小さな頃からこういうことを繰り返してきたのではないかと想像する。嘘をついては、隠して、バレなければよいと思って、自分の欲望のままに行動する。自分の頭で、心で、正しいのか、まちがっているのかを考えない。考えることを知らない。

そしてオーナーは、自分の手先のように働いてくれればいいだけで、なぜいけないことなのか、そんなことは教えないし説きもしない。ただ暴力を使って、真実を聞き出して、怖がらせて、また同じように彼女たちを使うだけ。

テナントの子は、オーナーの家で働いている別のメイドさんたちを見てこう言った。「この子たちも、オーナーの目の届く範囲で働いているから従順なだけ。オーナーの目の届かないところに行ったら、頭も使わず同じことをする。私はもうこの人たちとはフレンドリーに接しない。」こうやって、“私とは違う人 Those people”と彼女たちと線を引く。

私は、どんな選択をしたらいいのか。笑顔でまた同じように何も無かったように話す?このまま無視を決め込む?私がなぜ間違っていたのかを説く?こんな外国人が言うことなんて馬耳東風だろう。

私は、彼女たちとどう接したらいいのか、未だ答えが出せない。

 

あすゆき

最後までお読みいただき、ありがとうございました🧡

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