おはこんばんちは🙂 あすゆき(@asliyuuki)です。インドとパキスタンの国境を巡ってみようというシリーズ。今回は、パンジャーブ州とラージャスターン州の州境に近い、パンジャーブ州ファジルカ郊外にあるサーディキー国境に行ってきました。
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サーディキー・スレマーンキー国境
サーディキー・スレマーンキー国境は、インドのファジルカから約15キロ、パキスタンのスレマーンキー村から約4キロの地点にある国境です。インド側では「サーディキー国境」パキスタン側では「スレマーンキー国境」と呼ばれているようです。インドは今はアドレス上はガンジ・バクシャニー村というところになり、「サーディキー」は昔呼ばれてたこの辺りの地名なのかな?と思います。
サーディキー国境では、インド・パキスタン両国共に小さな観客席が設けられていました。二国を隔てる国境部分はフェンスのみで、かなり近く感じました。国境として行き来できる部分は、軽自動車一台分?くらいの細い道の分くらいしかありませんでした。
この国境検問所でも1970年以降、降納セレモニーが行われています。1947年のインド・パキスタン分離独立によって、このあたりでも国を超えて離れ離れになってしまった家族が多くいたようで、なんとこのサーディキー国境のセレモニーでは、そういった分離された家族や親族は抱き合ったり握手することができ、ここで会うことが出来たそうです。安全上の理由から2012年にこの慣例はなくなってしまいました。ちょっぴり寂しいですね。
いざセレモニーへ
パンジャーブ州ファジルカから西へ伸びる一本道を進んでいくと、大きなゲートが現れました。さらに進んでいくとINDIAと書かれた小さなゲートが。そこをくぐると、すぐに小さなスタジアムが現れます✨
開始時間ぴったりくらいに着いたのですが、お客さんの入りはこんな感じ。スチェトガル国境よりも少なかったかもしれません。国境までの道もこじんまりとしていて、グッズを売ってる売り子さんとかはいなかったので、国旗などのグッズは皆自前で持ってきたのかな~。
セレモニー自体は、他の国境と同様な感じですね😅 足を思い切り高くあげて、相手を威嚇して、なんか交互にやる感じ(語彙力)しかしここのパフォーマンスはあまり質が高くありませんでした。足が全然上がってないぞ!!!変にいろいろ見てしまったので目が肥えちゃいましたね。笑
お互いのやりあいっこは、他の国境と同じ感じですが、この国境での特筆ポイントは観客が主導でものすごい掛け声を掛けることでした!インド側では「Hindustan Zindabaad(インド万歳)」「Vande Mataram(母なるインドを讃えます)」「Jai Mata Di(女神の勝利)」などを観客発信で大きな声で掛け声を掛けていました。ちなみにパキスタン側は「Pakistan Zindabaad(パキスタン万歳)」うーん、言葉も同じだしやっぱり仲良し感があるよ🙌
またここの国境では、真ん中にあるのはフェンスのみで向かい合うかたちで座っているので、相手が良く見えるというのも何とも興味深いポイントでした。
セレモニーが終わると
またここの国境では、セレモニーが終わると観客がフィールド側に降りて、かなり国境の近くまで行くことが出来ました!すごい~✨ またBSFの方たちも気さくに写真を撮ってくれるオープンさで、まさに写真撮影タイムでした😊
パキスタン側も、観客の方はフェンス近くまで近寄ることが出来るようで、お互いが写真を取りあって、なんだか動物園状態😝近くにいる感覚がなんだかとても不思議でした。手を振ったらそれはダメ~!とBSFの方に言われました(ごめんなさーい!)
私もBSFの方と一緒に撮影させていただきました。BSFの方と一緒にいて、インドの土地にいるのに、背景にはパキスタンの国旗にパキスタンの人々…なんだかとっても不思議で素敵な写真が撮れました✨
ということで3つ目の国境巡りは終了。ワーガー国境は大きなスタジアムでのダイナミックな演出やパフォーマンスが魅力的ですが、サーディキー国境ではパキスタンのとの近さを感じれるこれもまた素敵な国境でした。また前のように、国が離れてしまったけど会いたい人が会えるような国境になってほしいですね。いや、国境がもっと自由に行き来できるようになったらよいですね。
印パ国境巡りシリーズ 🇮🇳🇵🇰
#01 ワーガー国境 @パンジャーブ州アムリトサル
#02 スチェトガル国境 @ジャンムー・カシミール連邦直轄領ジャンムー
#03 サーディキー国境 @パンジャーブ州ファジルカ
#04 フセインワーラー国境 @パンジャーブ州フィロズプル
あすゆき
最後までお読みいただき、ありがとうございました🧡
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