【ダラムサラ】インドにある小さなチベット“リトルラサ”

おはこんばんちは🙂 あすゆき(@asliyuuki)です。先日行った、ヒマーチャル・プラデーシュ州のダラムサラ旅行についてまとめたいと思います。

リトルラサと呼ばれるダラムサラ

ダラムサラは、北インドのヒマーチャル・プラデーシュ標高約1500メートルにある街。デリーからはバスで約10~11時間で到着します。現在はチベット亡命政府の拠点があることで有名です。チベット人からは、チベットの首都ラサに思いを馳せるように「リトル・ラサ」とも呼ばれています。

ガンデンポタン(チベット亡命政府)

1959年にダライ・ラマ14世がインドに亡命した後、インド国内でチベット亡命政府を樹立します。当初はウッタラーカンド州のムースリーが拠点だったようですが、当時のネルー首相がこのダラムサラの土地を用意し、1960年チベット亡命政府の拠点はムースリーからダラムサラへ移動しました。現在も変わらずこの場所が亡命政府の拠点で、多くのチベット人が住んでおり、チベット仏教文化、チベット食文化などをこの場所で楽しむことが出来ます。

マクロード・ガンジ

マクロード・ガンジは、ダラムサラよりさらに登った標高約2000メートルにあるエリアで、アッパー・ダラムサラとも呼ばれるそうです。かつてイギリス人の避暑地として栄えたそうです。たしかに、今回も感じたのはダラムサラよりもマクロード・ガンジのほうがほんの少しですが涼しい~。マクロード・ガンジは、レストランやカフェなども多く街歩きが楽しいエリアです。

ダラムサラ観光

今回は、マクロード・ガンジエリア→下山→ダラムサラエリアと回っていきました🙂

ナムギャル僧院(ダライ・ラマ寺院)

マクロード・ガンジには、ダライ・ラマ寺院とも呼ばれる、ナムギャル僧院があります。チベット仏教には派閥が4つあり、その中のゲルク派の寺院になります。ダライ・ラマ14世はゲルク派の最高位の僧侶であり、ここにダライ・ラマ14世が住んでいるのだそうです。運が良いとここでダライ・ラマ14世に謁見することもできるのだとか。敷地内には様々な施設がある複合施設となっており、多くのチベット僧が住む修道院、学校、ショップ、もちろん寺院もあります。

ナムギャル僧院の敷地内には、ツクラカン堂があり、少し離れたところにあるカーラチャクラ堂もこの寺院を構成する建物のひとつです。

カーラチャクラ堂

チベット料理

チベットの方が多く住んでいるということは、おいしいチベット料理が食べれるのがダラムサラ!今回は、地元チベット民クンサンさんオススメの『チベット・レストラン』へ行ってみました。

チベット料理がいろいろ乗ったターリーとトゥクパ(ヌードル)をオーダー。やっぱりインド料理よりも日本人の口に合う~✨特にトゥクパの優しいスープに感動。3人で食べても食べきれないくらいで、お値段もとってもリーズナブルでした。

野菜いっぱいのヌードル、トゥクパ

チベット・キッチン!

バグス滝

マクロード・ガンジからさらに登って行ったところにあるのが、バグス滝(Bhagsunag Waterfall)。「マクロード・ガンジで行くべき場所はどこ?」「マクロード・ガンジで見るべき場所は何?」と聞くと、必ず名前が挙がるこちらの滝。

というわけで、行ってみました。が、私的には「ん〜?」って感じでした。今は水量が少ない季節なのか?迫力はなく、もはや遠いので近くまでも行かず。男の人たちはパンツ一丁で泳いでるし、ゴミは相変わらずいっぱいだし、日本のマイナスイオンたっぷりの迫力ある滝を知ってる者からするとガッカリ感は否めませんでした。

人いっぱい

ゴミいっぱい

ダラムサラ・スカイウェイ

ダラムサラ~マクロード・ガンジ間の急勾配の道は細く、一部は一車線通行となるので、この区間の移動は渋滞が問題でもあります。そこでオススメなのが、ダラムサラ・スカイウェイというロープウェイです。最近オープンしたばかりのピカピカのロープウェイ。

インド人では乗る人が少ないのか?空いていますし、景色も楽しめ、15分くらいで下山できるのでとっても良かったです!

眺めも気持ち良いです〜✨

出来たばかりでピカピカ綺麗なのも嬉しい

ギュトー僧院

マクロード・ガンジから下ったあとは、ダラムサラを回っていきます。このエリアにある一番大きなチベット仏教僧院が、ギュトー僧院です。こちらはチベット仏教カギュ派の僧院で、カギュ派の最高位カルマパ17世がこちらに住んでいるのだそうす。中にはもちろん大きな寺院・講堂があり、見ごたえ抜群でした。

ノルブリンカ研究所

ダラムサラにはもう一つ、チベット仏教の重要な施設があります。それが、ノルブリンカ研究所です。いわゆる、“チベット文化センター”として機能しており、ここではチベット芸術や文化を研究し、継承していくための活動が行われているのだそうです。

敷地内には、もちろん寺院や様々な建物があり、緑がたくさんで公園のような造りになっています。

ティーガーデン

「ダラムサラで行くべき場所はどこ?」と聞いた結果、名前が挙がったのがこちらのティーガーデンです。「ティーガーデン」というものだから、お茶が出来る過程が見れたり、テイスティングが出来るのかと思ったら、ホントにただの茶畑。特に整備されている感じもなく、掲示もなく、何が何だか分からない。行かなくていいと思います。

おわり🙂

ダラムサラは、チベット人たちの憩いの場でもありますが、北インド人たちにとって、デリーや北インドの酷暑を逃れる場所、車で気軽に来れるお出かけスポットでもあります。デリー近郊からくる旅行客ももちろん多いですが、ダラムサラの南側にあるパンジャーブ州の人たちが多く訪れているようです。

パンジャービー料理!!を前面に押し出したレストランがめっちゃ多い。

私が今回気になったのは、そういった方たちのマナーの悪さです。トレッキング中は、スピーカーを持ち歩いて爆音で音楽をかける。トレッキング中の各休憩スポットでも同様に周りなんかお構いなしに音楽をかけています。鳥のさえずりとかさ、自然の中にいることをなぜ楽しもうとしない?それは人の自由だけどどうして周りの人の気持ちを考えないの?

トレッキング中の山道、またバグス滝でも気になりましたが、ポイ捨てが多いこと。インドあるある?いやいや、こんな綺麗な自然の中にどうやったら捨てられるんだろう?私が忘れられないのは、トレッキングの下山中、目に入るゴミをクンサンさんが拾いながら降りていたこと。彼のご両親がチベットからの移民で、彼自身はマクロード・ガンジで生まれ育った地元民です。「自分の街がこういうふうに汚されるのは嫌なんだ」と言って、ゴミを拾っていた姿が忘れられません。

一方で、チベットの文化を感じることが出来たのは、本当にとてもよかったです。どの寺院も施設もちゃんとメンテナンスされていてとても綺麗でしたし、料理もおいしくて本当に大満足でした。トレッキングの時に出会ったクンサンさんからは、とても貴重なお話を聞くことが出来たし、また出会ったチベットの女の子たちとは、やっぱり心から分かり合えるんだよね。「あなたはインドで嫌な思いしたことない?」と聞かれたことも忘れられません。(性的に、人種的に、私もそういう体験あるし、心から共感できるんだよね。)でも、私はただの一時的に住んでいる外国人だけど、彼女たちはインドで生まれ育ったのに、大変な思いをして来ているのだなぁと、感じました。

そういったチベット人の方との出会いは、本当に素晴らしい体験でした。

 

あすゆき

最後までお読みいただき、ありがとうございました🧡

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