一人二役のインド映画10選【インド映画定番?!】

インド映画あるある!俳優が一人二役を演じる

インド映画あるあるといえば、一人の俳優が二役を演じること!ただ姿が似ているだけの全く違う役ということもあれば、双子役、または輪廻転生した生まれ変わりの役など、その設定も様々です。 インドの映像業界は、ハリウッド映画作品のDI(デジタル・インターミディエイト)業務を長らく受注していたことから映像技術の進化が目覚ましく、同じシーンや同じショットの中で一人の俳優が一緒に演技をしているというシーンも違和感なく見ることができます。

そんなインドの俳優さんが一人二役を演じている映画を10本ピックアップしてみました。(この記事は映画のネタバレを含んでいる箇所があります。)

一人二役のインド映画!(双子編)

1.「チェイス!」アーミル・カーン

(2013年/原題:Dhoom 3/ヒンディー語)

#予告編

日本で「チェイス!」の名で公開された人気インド映画シリーズDhoomの三作目!「きっと、うまくいく」「ダンガル きっと、つよくなる」などでも主演を務めたインドの国宝俳優アーミル・カーンが本作の主演です。敵役として登場した「チェイス!」では、「きっと、うまくいく」「ダンガル」とは一味違うチョイ悪なアーミル・カーンの素晴らしい演技が倍・楽しめるという作品になっています。インド映画は踊って歌ってるんでしょ?なんて幻想はぶち壊してくれるハリウッドと戦えるA級エンタメ作品。日本語字幕付きで見れますので、是非ともご覧になってください。

2.「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」ディーピカー・パードゥコーン

(2009年/原題:Chandni Chowk to China/ヒンディー語)

#予告編

インド・デリーの下町チャンドニーチョークから、中国へ!というタイトルの本作からは、女優のディーピカー・パードゥコーンが二役に挑んでいます。主演は日本でも公開された「パッドマン 5億人の女性を救った男」のアクシャイ・クマール。気になるストーリーは、下町で料理人として冴えない暮らしをしている男が、なぜか中国で大活躍するという香港映画ばりのアクションコメディ映画。これから発展しまくるであろうインドと中国が組んだら、怖いものなし?!な映画、ぜひ日本人の方その目で確かめてみてください!

3.「Judwaa 2」 – ヴァルン・ダワン

(2017年/ヒンディー語)

#トレイラー

タイトルは、ヒンディー語で「双子」。タイトル通り、生き別れた双子を描くアクション・コメディ映画です。「2」というタイトルからわかる通り本作はオリジナル作品があり、1997年に公開されたJudwaaを現代版にリメイクしたものです。監督はコメディ映画の巨匠 デイヴィッド・ダワン(オリジナルも監督)、そして息子の俳優ヴァルン・ダワンが主演二役を務めました。かっこいいヴァルンと可愛いヴァルンと、美しいジャクリーン・フェルナンデスが楽しめるお気楽映画です。残念ながらこちらは日本では未公開。

4.「Judwaa」 – サルマーン・カーン

(1997年/ヒンディー語)

#トレイラー

せっかくJudwaa 2を紹介したので、オリジナル作品も!1997年に公開されたJudwaaは、ボリウッドの虎、サルマーン・カーンが一人二役を演じました。今も最前線で活躍するサルマーンの若かりし頃が見られます!「Judwaa」「Judwaa 2」、予告編や音楽ダンスシーンを見比べるだけでも楽しめちゃいます。

5.「Mubarakan」 – アルジュン・カプール

(2017年/ヒンディー語)

#トレイラー

Mubarakanの意味は、「お祝い」。結婚、お見合い、NRI(在外インド人)などとインド映画要素満載のラブコメディ映画。アルジュン・カプールがシィク教の双子を演じました。双子ものあるあるで、まったく正反対の性格の双子をアルジュンが巧みに一人二役演じています。また重要な役として叔父が出てくるのですが、こちらは主演アルジュン・カプールの実際の叔父でもあるアニル・カプールが熱演しています。以前はネットフリックスにもあったようなのですが、残念ながら今は配信していないようです。

一人二役のインド映画!(輪廻転生編)

6.「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」 – シャー・ルク・カーン&ディーピカー・パードゥコーン

(2007年/原題:Om Shanti Om/ヒンディー語)

#予告編

2017年に宝塚歌劇団によりミュージカル上映もされたことで話題にもなった傑作映画「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」。ボリウッド界で有名な振付師ファラー・カーンが監督した本作は、彼女のインド映画に対する愛に溢れるエンターテインメント作品です。70年代と現代のボリウッド映画界を舞台に、主演のシャー・ルク・カーンとディーピカー・パードゥコーンが売れない俳優とスター俳優を演じ分けました。タイトルにも「輪廻」とあるように、なんと主演二人ともが一人二役を演じています。

7.「バーフバリ 伝説誕生/王の凱旋」 – プラバース

(2015年、2017年/原題:Baahubali: The Beginning、Baahubali 2: The Conclusion/テルグ語)

#予告編

やはりこの作品を語らないといけませんね!日本でも大ヒットしたバーフバリシリーズは、「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」の二作から構成される超大作歴史映画。古代インドの叙情詩「マハーバーラタ」をベースに製作された本作はインド国民ならず全世界の人を魅了し、テルグ語映画の歴代興行収入記録を塗り替えました。古代インドの大国マヒシュマティ王国の王位継承権を巡るストーリーの中で、俳優プラバースが一人二役を演じています。壮大なストーリーに加えてプラバースの素晴らしさはここでは語りきれません。インド映画って長いよね〜なんて概念を吹っ飛ばされること間違いないですよ!一作目の158分が終わった後、そのまま休憩なしで二作目に突入することをお約束します。

一人二役のインド映画!(劇中で一人二役編)

8.「Rab Ne Bana Di Jodi」 – シャー・ルク・カーン

(2008年/ヒンディー語)

#トレイラー

タイトルは「神様が巡り合わせた二人」。実は、これマイベスト映画でして、是非ともご紹介させてください。インドのスーパースター、シャー・ルク・カーンが七三分けの冴えないおじさん姿で話題になったRab Ne Bana Di Jodi。厳密には本作は一人二役ではないのですが…。結婚した妻を喜ばせるために冴えない夫がダンス好きの若者になりすまして妻に近づいていく、というストーリーで、映画の中で主人公が一人二役を演じました。シャー・ルク・カーンが演じたのは冴えない夫スリンダルで、劇中でそのスリンダルが夫と若者の二役を演じた、ということですね。日本では未公開ですが、劇中には日本にまつわるエピソードが出てきますので、ぜひぜひ気になる方は英語字幕でご覧ください。

9.「Baazigar」 – シャー・ルク・カーン

(1993年/ヒンディー語)

#トレイラー

Baazigarの意味はギャンブラー。甘いラブコメかと思って見始めたら大火傷するサスペンス映画です。インドのロマンス俳優シャー・ルク・カーン主演。90年代ラブコメ王として名を馳せたシャー・ルク・カーンが、ロマンス俳優として花開く前のアンチヒーロー時代の作品です。のちにシャー・ルクとベストカップルとしてインド国民に愛されることとなる、女優カージョールも出演しています。90年代初頭の映画ですが、今見てもやはりよく出来ているストーリーで楽しめます。

一人二役のインド映画!(赤の他人編)

10. 「プレーム兄貴、王になる」 – サルマーン・カーン

(2015年/原題:Prem Ratan Dhan Payo/ヒンディー語)

#予告編

2020221日に日本での公開を控える「プレーム兄貴、王になる」赤の他人の一人二役を演じるのは、「バジュランギおじさんと、小さな迷子」にも主演していたサルマーン・カーンです。本作では、下町の貧乏役者と一国の王子という二役を演じます。気になる映画の内容は、ぜひとも劇場でご覧くださいね。2020年2月21日より、全国順次ロードショーです!>>公式HPはこちら。

メイキング映像から見る一人二役の世界

上の動画は、アーミル・カーンが一人二役を演じた「チェイス!」のメイキング映像です。

一人二役の映画が私たちに届けられるまでには、技術チームの素晴らしいテクニックとテクノロジーを使っていることは想像ができます。しかし撮影する際には、俳優たちも存在しない自分を相手に演技をしなければならず、動きは制限されタイミングも合わせなければいけません。それは自由な演技というよりも、一ミリ、一秒を全て計算され尽くしている演技と呼べるでしょう。このような一人二役で楽しませてくれるインド映画たちが出来上がるまでには、数々の技術に成り立っていることが分かりました。それにしても、撮影の際に俳優の相手役をスタンドイン(代役)をするクルーは、とてつもない責任感ですね・・・!

一人二役のインド映画10選を紹介させていただきました。気になる作品がありましたら、ぜひとも手に取って観てみてくださいね。