ロンドンのリトル・パンジャーブ、サウスホール探索🇬🇧


ロンドンにリトル・パンジャーブがある!大きなグルドワーラーもある!ということで、パンジャーブ文化好きなら行ってみなきゃってことで、サウスホールに行ってきました!

“リトル・パンジャーブ” サウスホール

西ロンドン・サウスホールという街には、多くのパンジャーブ人、シク教徒が住んでおり、リトル・パンジャーブとも呼ばれています。第二次世界大戦後、労働者不足となったイギリスでは、コモンウェルスの国々から多くの労働者を受け入れました。その時代に南アジア諸国<インド、パキスタン、バングラデシュ>などからも多くの労働者がイギリスに渡りました。他の国だと、移民が同じ場所に集まって「〇〇人街」となったりしますが、ロンドンでは労働者の数も多く、それぞれのコミュニティは違う街で発展していったそうです。パンジャーブ人コミュニティはSouthall、グジャラート人コミュニティはEaling Road(西ロンドン)、バングラデシュ人コミュニティはBrick Lane(東ロンドン)などなど。現在は半世紀以上たち、次の世代も生まれ状況は変わっていると思いますが、それぞれの街では、そのコミュニティの雰囲気や特徴を感じることができるそうです。

サウスホールはなぜリトル・パンジャーブと呼ばれるのでしょうか。それは、当時この近くにあったゴム工場のイギリス人責任者が、自身が第二次世界大戦中にシク教徒の兵士たちと戦った経験があり、その経験から信頼できるとパンジャーブ人を多く採用したことが起因しているそうです。

駅を降りてみると、びっくり!まず駅の表示名がパンジャービー語でも書かれています。駅を降りると、駅前にグルドワーラー、そして交差点の向こうにはインドでもよく見かけるパンジャーブ・ナショナル銀行。これは本当にリトル・パンジャーブだ!

Southallは英語で「サウスオール」「サウソール」のような発音になりますが、パンジャービー語では【ਸਾਊਥਹਾਲ サウスホール】と書いてあるので、この記事ではサウスホールで統一します。(パンジャーブ人の動画をいくつか見て発音を確認しましたが、パンジャービー的にはサウスホールorサウスハールというような発音になるようです。)

「ようこそサウスホールへ」もパンジャービー語で
パンジャーブ・ナショナル銀行

各宗教の寺院

サウスホールには、パンジャーブ人、シク教徒が多く住んでいるため、グルドワーラー(シク教寺院)が複数あります。その中でも一番大きなグルドワーラーが、上の写真のSri Guru Singh Sabha Southall, Guru Nanak Roadです。イギリスには数多くのグルドワーラーがありますが、このグルドワーラーはサウスホールだけでなくロンドンでも最も大きいです。インドにあるグルドワーラーでも、敷地は広くても、この大きさの建物は中々見かけないので、圧倒されました。

グルドワーラーだけでなく、マンディル(ヒンドゥー教寺院)、モスク(イスラム教寺院)もサウスホールに複数あります。街には、たしかに北インドっぽいもの、パンジャーブっぽいもののお店が多く並んでいましたが、看板をよく見ると別のインド言語で書いてあったり、リトル・パンジャーブとだけ限定するのではなく、まさにいろんな人が集まるリトル・インディアでした。

ヒンドゥー教寺院
ベンガル語が看板の魚屋さん

ブロードウェイ

サウスホールのメイン通りとなるのが、駅の北側にあるブロードウェイです。ずらーっとお店が並んでいて、ここでインドのものは何でも手に入ります!😆

お祈りグッズ、パンジャーブの小さなスツール・ピーリー、インドのお洋服、アクセサリー、靴、結婚式の衣装、食器、食料品などなど。さらに道端にはあちこち屋台があって、インドのスナック、ジュース、チャイも何でもあります。街を歩く人たちも、インドの洋服を着てる人が多くて、ここだけ本当にインドに迷い込んだような空間です。

シク教、ヒンドゥー教のお祈りグッズが並んでます
箒までインドの売ってる!
ここだけ切り取ったらインド
左がインドの靴ジュッティー屋さん、右はアクセサリー屋さん
パルレGも堂々と並んでる!
パー二ープーリー、モモ、クルフィー何でもある

伝統ベッド“マンジャー”

サウスホールに来たら、ぜひ見たいのが、これ。このブロードウェイに、パンジャーブや北インドの伝統的なベッド、パンジャービー語で【 ਮੰਜਾ manja マンジャー 】、ヒンディー語で【 चारपाई Chaarpai チャールパーイー 】が置いてあります。こちらは、この地域のパブリックアートプロジェクトの作品のひとつ「The Broadway Manja」。女性アーティストShirin Naveedさんが、本来は木枠にロープを編み込んだ伝統的なマンジャーを現代的に再解釈した作品です。今年2026年夏に公開されたばかりだそうです。

ロープはスチールで再現されており、そこにはグルムキー文字(パンジャービー語)、シャームキー文字(パンジャービー語)、デーヴァナーガリー文字(ヒンディー語)などで、歌詞が書かれています。

マンジャーは木枠とロープの柔らかいイメージで、スチールでかっこいいマンジャーになって、このサウスホールの地に固定され落ち着いた様子は、遠く離れたインドからやってきて、イギリスに落ち着いた人々を表したような作品だと思いました。

おわり🙂

これだけ街が賑わい、お店がたくさんあるということは、それだけ多くの人が住んでいるということですよね。そして同郷同士助け合っていくんだという人たちだからこそ成り立つのかな、とそのパワーを感じました。ロンドンの中に息づくインドを垣間見れて、楽しい訪問でした。次にロンドンに来たら、別のコミュニティの街、行ってみたいな~。

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あすり
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