私の好きな映画10本について書いてみた!

こんにちは。あすゆき(@asliyuuki)です。

ここ数年はインド映画を観ているばかりなのですが、まずはインド映画についてと区切らずに自分の好きな映画について書いてみることにしました。

好きな映画はたくさんあるので、好きなインド映画10本、好きなイギリス映画10本、好きなアメリカ映画10本と書いていこうかと思ったのですが、そうするとどうも熱量が薄くなってしまう…。そこで自分の人生で大切な映画、大好きな映画を10本に絞ろう!と決めました。

趣味に偏りがありますがどうぞお読みいただいて、気になったら手に取っていただけたら嬉しく思います。もし同じ作品が好きな人がいたら嬉しいなぁ。素敵な作品同士を比べるのは難しいですが、想い入れが強い順に書きました。

1:Ghost World(ゴーストワールド)

(2001年/アメリカ/英語)

  • 監督:テリー・ツワイゴフ
  • 脚本:ダニエル・クロウズ
  • 出演:ソーラ・バーチ、スカーレット・ヨハンソン、スティーブ・ブシェミ

あらすじ

ロサンゼルス郊外に住む幼馴染で親友のイーニドとレベッカは、待ちわびた高校卒業を迎え、進学も就職もせずにフラフラする日々を過ごしている。同級生や世の中に対して冷めている二人の楽しみは、ちょっぴり変わった人たちを見つけては観察すること。そんな中、新聞の出会い系欄に載っていた冴えない中年男性シーモアに出会う。イーニドは、女性にはモテないが自分の世界を持つシーモアに興味を持ち、彼の彼女探しを手伝い始める。一方レベッカは自立するために仕事を始め、二人の間には距離が生まれはじめる─。

同級生をバカにして、世の中をなめていて、そんでもって自分のやりたいことはよく分からない。口だけは達者。でも、やっぱりなんだか普通にすることって馴染めない。そんなひねくれた気持ちを持つティーンエイジャーの物語です。

この作品にはティーンエイジャーだけでなく、自分のポリシーやこだわりを貫いて生きてきた中年の男も登場します。なんだかせつなくてインドとかニッチなものを好きになる人にはこの感じ、伝わると思うなぁ。

私はこの映画と出会ったから映画を好きになって、インド映画とも出会い、今の自分があります。なので面白い面白くない関係なしにこれは私の人生で大切な一本。

この映画を勧めると「すごい良かった!」か「どこが面白いのかさっぱり分からない!」と二分します。この映画を良いと思うかおもしろくないと思うかは、どちらでも良い。(正直、この映画は映画的には面白くはないだろう)ただ一つ言えるのは、この映画を良いと思うのなら、私とあなたはきっと分かり合える友達になれると思います。

出演 : ソーラ・バーチ, スカーレット・ヨハンソン, スティーブ・ブシェミ, ブラッド・レンフロ

2:If….(If もしも….)

(1968年/イギリス/英語)

  • 監督:リンゼイ・アンダーソン
  • 脚本:デヴィッド・シャーウィン
  • 出演:マルコム・マクドウェル

あらすじ

イギリスの格式あるボーディングスクール(全寮制寄宿学校)では、イギリス社会と同様に厳しい階級社会だ。監督生と呼ばれる上級生の命令は絶対で、下級生は食事を運んだりヒゲを剃ったり様々な奉仕を行っている。監督生から目を付けられているミックはそんな学校生活に辟易していた。ある日、ミックと友人のジョニーとウォレスは日頃の行動が目に余るという理由だけで体育館へ呼び出され、鞭打ちの刑を受ける。三人は反逆を決意すると、軍事訓練の授業の際に銃を放つが、もちろん教師に捕らえられまたもや罰を受ける。物置部屋の整理を命じられ向かうと、そこには大量の武器があった。決戦の日は開校500年の記念式典に決まった─。

イギリスの伝統のある学校の日常を静かに淡々と映しながら、ラストシーンに向かっていく反逆の物語です。世界中に学生運動が広まっていた時代背景、さらにイギリスの抑圧された階級社会への抵抗がよく現れている作品です。

この映画の感想は言葉では言い表せないです。VHSを借りてきて観た時、静かに興奮したことをよく覚えています。当時は本作のVHSが貴重で高価で買えなかったので、一生懸命にすべてのセリフを書き起こし、イギリスに行った時にようやくDVDを手に入れました。

スタンリー・キューブリックはこの作品でマルコム・マクドウェルを観て「時計じかけのオレンジ」へのキャスティングを決めたんだそう。この作品でもマルコムは内なる狂気を秘めた学生を怪演しています。なんと2018年に日本語字幕付きDVDが発売されたみたい!

出演 : マルコム・マクダウェル, デヴィッド・ウッド, アーサー・ロウ

3:A Taste of Honey(蜜の味)

(1961年/イギリス/英語)

  • 監督:トニー・リチャードソン
  • 脚本:シェラ・デラニー、トニー・リチャードソン
  • 出演:リタ・トゥシンハム

あらすじ

イギリス・マンチェスターに住む学生のジョーには、父親はおらず母親のヘレンと二人で暮らしている。定職にも就かず男にだらしないヘレンは、またもや家賃を滞納し親娘二人は逃げるようにアパートを後にする。ある日、ジョーは街に寄港した黒人の船乗りジミーと出会う。唯一自分に優しくしてくれるジミーに惹かれ体の関係を持つも、ジミーもまた航海へと旅立って行ってしまった。母親ヘレンは再婚することになり、ジョーとヘレンは別々に住むことを決める。一人になったジョーは靴屋で働き始めると、お客としてやってきたジョフリーと知り合う。ジョフリーは心の優しい青年で、彼は同性愛者ということで生きることに苦労しているのだった。ジョーは借りたばかりの自分の部屋に、行くあてのないジョフリーを迎え、優しさに溢れた二人の生活が始まる。しかしその時、ジョーのお腹には新たな命が宿っていることが判明する─。

イギリス60年代の映画ムーブメント【British New Wave】の一作。労働者階級の母子家庭、そして黒人、同性愛者が登場します。近年ヒットしたイギリスのロックバンド・クィーンを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」をご覧になった方なら分かるように、さらに遡ること10年以上前のイギリスでは同性愛者に対して大変厳しかったことが分かっていただけるかと思います。

そしてそれをその時代に映画で描くことがいかに少なかったか、というのも想像ができます。そんなリアルな60年代のイギリスの労働者階級(そして母子家庭=女性)を映した映画です。

ジョーを演じるリタ・トゥシンハムのふてぶてしい演技が良い。人生は辛いことも多いけど、ジョフリーという友人に出会ってジョーの人生には晴れ間が見えた。そんなふうに、辛いことばかりでも前を向いて生きていこうと思いたくなる映画です。

★ ロケ地巡りに行きました。

出演 : リタ・トゥシンハム, ドラ・ブライアン

4:Georgy Girl

(1961年/イギリス/英語)

  • 監督:シルビオ・ナリッツァーノ
  • 脚本:マーガレット フォスター、ピーター・ニコルス
  • 出演:リン・レッドグレイヴ、アラン・ベイツ、シャーロット・ランプリング

あらすじ

ロンドンに住むジョージーナは、色気がなく身なりにも無頓着で男性名のようにジョージーと呼ばれている。両親はジェイムズという金持ちの家で住み込みの使用人と働いていて、ジョージーはそこの屋根裏で子供達にダンスや歌を教える仕事をしていた。両親やジョージーを気にいるジェイムズの干渉を受けるのに嫌気がさしたジョージーは、オーケストラで働くメレディスと一緒にアパートで生活を始めることにした。メレディスは美人で毎晩パーティ三昧だったが、デート相手の一人ジョスとの間に子供を身ごもると結婚することを決める。家事が得意なジョージーは、メレディスから一緒に住んでほしいと頼まれ、奇妙な三人の共同生活が始まる。子供が大好きなジョージーは、ベビーグッズを集めるために奔走するも、メレディスはお腹が大きくなるにつれて子供がほしくないと気づく─。

こっちは60年代のイギリスのカルチャームーブメント、スウィンギング・ロンドンの様相が描かれるストーリー。都会のロンドンで暮らすお気楽な若者たちと、金持ちのこれまたお気楽な中年が軽いタッチで描かれています。

年長者は「今時の若い者は…」ってどの時代でも言うけれど、この映画に出てくる金持ちのおっさんはそんな若者にお熱をあげていて、中年もどうしようもない。戦争が終わり、自由を謳歌し始めたロンドンの空気感がよく演出されています。

独身を楽しむこと、結婚すること、子供を生むこと、子供を育てること、何が大切なんだろうというのを考えたくなる映画。この映画で釘付けになるのはシャーロット・ランプリング!悪女な役だけど、美しくて美しくて、なんか許せちゃう…。

★ ロケ地巡りに行きました。

出演 : Lynn Redgrave, Charlotte Rampling, James Mason, Alan Bates

5:Kinf of Hearts(まぼろしの市街戦)

(1966年/フランス/英語・フランス語・ドイツ語)

  • 監督:フィリップ・ド・ブロカ
  • 脚本:ダニエル・ブーランジェ、フィリップ・ド・ブロカ
  • 出演:アラン・ベイツ

あらすじ

第一次世界大戦下、フランスのとある小さな村。そこにはイギリス軍とドイツ軍が迫っていた。ドイツ軍が村に時限爆弾を仕掛けたという情報がイギリス軍に入ると、伝令兵のチャールズが村への偵察に任命される。チャールズの仕事は、伝書鳩の世話をすることだが、フランス語が話せるというだけで選ばれてしまったのだ。村へ到着し、村人から情報を得ようと話しかけるがどうも話が通じない。村人は全員避難し、そこにいるのは村の精神病院から抜け出した患者たちだけだった─。

フィリップ・ド・ブロカ監督の反戦映画。「禁じられた遊び」も好きな反戦映画のひとつだけど、映画監督って直接的ではなくこうやって素敵なストーリー&エンターテインメントへ昇華して、メッセージを伝えるなんて本当にすごいよねぇ。

世界大戦下のストーリーでイギリス軍、ドイツ軍と出てくるけど、血なまぐさいシーンはなく軍人たちもクスリと笑える演出がされています。

精神がおかしい人と決めつけて精神病院に入れている自称・正常な人間たちは殺し合いをしてるなんて、どっちがおかしいのよ?とシンプルなメッセージが描かれている傑作戦争ファンタジー映画です。

出演 : アラン・ベイツ, ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド

6:Mahanagar(大都会)

(1963年/インド/ベンガル語)

  • 監督:サタジット・レイ
  • 脚本:サタジット・レイ
  • 出演:マダービー・ムケルジー、アニル・チャタルジー

あらすじ

舞台は西インドに位置するベンガル州コルカタ。アロティは中流階級の主婦で、夫のシュブラトと息子、夫の妹とそして義両親と共に暮らしている。夫は銀行に勤めているがそれだけでは家計が苦しく、夜は家庭教師のアルバイトもしている。そんな朝から夜まで働く夫の姿を見てアロティは自分も家計の助けになるように外で働くことを決め、義父の反対を押し切り、訪問販売の営業職に就いた。慣れない仕事に最初は戸惑いつつも、勤勉なアロティは良い成績を出すようになり、仕事の楽しさを見出して行く。はじめはアロティが外で働くことに賛成していた夫のシュブラトだが、徐々に自信を身につけて行くアロティの姿をみて次第に家にいてほしいと思うようになり、退職を促す。アロティは本当は働きたい気持ちを抑えつつ辞表を出しに行くが、その日、シュブラトの銀行が倒産してしまった─。

インド映画で一本選べと言われたら、おそらく私はこれを選ぶだろう。実はヒンディー語映画じゃなくて、ベンガル語映画。インドの巨匠サタジット・レイの作品です。私は運良くスクリーンで観ることができました。

インドでは女性が社会進出するのが難しいだなんだどうのこうの、近年の映画では女性が描かれるようになってきたうんぬんかんぬん、そんなふうに思っていたら、60年代にこんな映画があったんでないの。と本当に驚きました。この時代はインドに限らず、日本ですら子供を持つ女性が外に働きに出ることは良しとはされていなかったのではないかと思います。周りから反対されつつも、社会で出て評価され、たくましくなっていく母でもある女性、そして支え合う夫婦の愛を描いています。

すでに多くの作品が評価されていたサタジット・レイは、この作品でも高く評価され、国際映画賞にて賞を受賞しています。ですが実際のインド国内での評判はどうだったんでしょう。そこまで評価されないと想像します。

今回久々に探したところ、なんと日本語字幕付きでYoutubeで観ることができるようになっていました。良い時代になりました。インド好きな人にぜひ観てほしいなぁ。

出演 : マドビ・ムカージー, アニル・チャタージー, ハラドン・バナジー

7:I Hired a Contract Killer(コントラクト・キラー)

(1990年/フィンランド・スウェーデン/英語)

  • 監督:アキ・カウリスマキ
  • 脚本:アキ・カウリスマキ
  • 出演:ジャン=ピエール・レオー、マージ・クラーク

あらすじ

フランス人のアンリは真面目一徹、酒もタバコもしない仕事一筋の男で、イギリス水道局へ勤めている。ある日、15年勤めた職場でクビを言い渡される。友人も恋人もいないアンリは、仕事を失いこのまま自殺することに決めると、早速自殺を試みるがどれも失敗に終わってしまう。翌朝、新聞で殺し屋コントラクト・キラーの記事を目にすると、殺し屋のもとへ向かい、自分の殺害契約を結ぶ。すぐに殺してほしいと依頼するも、一週間以内に向かわせるとの回答であった。家に帰ってもアンリは殺し屋がやってくるのを待ちきれず、近所のパブへ足を運ぶとどうせ死ぬのだと初めて酒とタバコへ手を出す。そしてパブへ花売りのマーガレットがやってくると、アンリは人生で初めて恋に落ちる。契約をキャンセルするために殺し屋のもとへと戻るが、そこはすでに取り壊され瓦礫の山となっていた─。

カウリスマキ兄弟の弟、アキ・カウリスマキ監督の作品。いつもの彼の作品のように、最小限のセリフで描かれる。ジャン=ピエール・レオー演じるアンリの神経質な演技も魅力的です。

自殺をしようと思って、自分を殺してもらう契約をしたけど、初めての恋に落ちた。それだけでもうおもしろい。結末はどうなるかなんとなく分かっても、ドキドキしながらクライマックスまで見れること間違いなしです。

この映画のラストカットが忘れられない。大好き。(今まで観た映画のなかで一番好き!)

出演 : ジャン=ピエール・レオ, マージ・クラーク, ジョー・ストラマー

8:Rab Ne Bana Di Jodi

(2008年/インド/ヒンディー語)

  • 監督:アディチャ・チョープラー
  • 脚本:アディチャ・チョープラー
  • 出演:シャー・ルク・カーン、アヌーシュカ・シャルマー

あらすじ

真面目で内向的なスリンデルは、恩師の娘ターニの結婚式へ参加するために訪れ、自分とは正反対の快活で美しいターニへ目を奪われていた。式を目の前にして彼女の婚約者一行は交通事故で亡くなってしまう。突然の訃報にターニの父も心臓発作を起こし倒れてしまった。なんとか一命を取り留めたターニの父は、一人娘をひとりきりにすることは出来ないとスリンデルにターニと結婚することを依頼し、息を引き取った。こうして結ばれた二人はスリンデルの住む街へと戻るが、ターニは塞ぎ込みがちで更にはこの先スリンデルを愛することはできないと告げる。ある日ターニは、退屈な生活から抜け出すためダンスコンテストに参加したいとスリンデルに申し出る。スリンデルは、ダンスコンテストに参加することに賛成するが、ターニの様子が気になり、変装するとコンテスト会場へ向かった─。

インド映画の歴史に残る90年代恋愛映画 DDLJのアディチャ・チョープラー監督作品。主人公はシィク教徒で、シィク教がモチーフとして使われていますが、普遍的な「愛」とは何なのか、「夫婦」とは何なのかを描いた映画です。アディチャ氏は、寡作な映画監督ですが、DDLJといい傑作ばかりつくる人ですね。

まだヒンディー語もよく分からなかった頃、このポスターを一目見て心が惹かれました。だってあのスター俳優シャー・ルク・カーンがなんだか冴えない中年姿で、若い女の子とダンスを踊っている?!もうこのポスターだけで掴みはバッチリですよね。

まだ言葉もよく分からなかったけれど作品を見て、心が打たれ涙が止まりませんでした。なんて美しい物語なんだろう、と。スリンダルは、自分に愛が戻ってこなくてもターニに愛を与え続けた。しかも押し付けじゃなくて彼女が欲しいだけ欲しい分を捧げた。

私はまだ結婚していないけれど、愛や夫婦であることについてとても考えさせられる映画。そしていつかこんなふうに、愛する人と出会えたらなぁと思う。何度でも見返したい大好きな作品です。

出演 : シャー・ルク・カーン, アヌーシュカ・シャルマー

9:Om Shanti Om(恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム)

(2007年/インド/ヒンディー語)

  • 監督:ファラー・カーン
  • 脚本:ムスタク・シェイク、ファラー・カーン
  • 出演:シャー・ルク・カーン、ディーピカ・パドゥコーン

あらすじ

1970年代のムンバイの映画界ボリウッド。脇役俳優の両親のもとに生まれたオームは、スター俳優になることを夢見ながら映画の端役をこなしている。ある撮影でオームの憧れでもある人気女優のシャンティと一緒になると、撮影アクシデントで燃え盛る炎の中から彼女を救い出し、二人は友人となる。オームはシャンティに想いを募らせていたが、シャンティは有名映画プロデューサーのムケーシュと極秘結婚していた。シャンティはムケーシュに公にすることを迫ると、自身のキャリアの足枷になると感じたムケーシュは、シャンティをスタジオに呼び出し事故にみせかけスタジオごと燃やしてしまう。たまたま居合わせたオームは彼女を助けようとするが、その願いは叶わずシャンティだけでなくオームも命を落としてしまった。それから30年経ったボリウッドでは、スター俳優の下に生まれたオーム・カプールという人気スターが活躍していた─。

インド映画好きなら、絶対観てるはずオーム・シャンティ・オーム!大好きな映画の一本です。こんなにも映画愛に溢れた映画があるだろうか?最後の最後まで、観客を楽しませようという演出と、映画を作り上げているクルーへもスポットライトを当てるなんて粋!

この映画を観た時、驚いたのはこんなにも骨太なエンターテインメント作品を女性が撮っているということです。女性監督の作品というと繊細な映画が多いというイメージがあったので、それがぶっ壊されました。

私はこの映画を初めて観た時、インドの多くの俳優を知らなかったけれども楽しんで最後まで観ました。インドのことを何も知らなくても誰でも楽しめるエンターテインメント作。それだけでも十分なのに、どんどんボリウッドのことを知っていくと、ゲストの俳優が分かったり、オマージュしているシーンが分かったり、何度観ても発見があり楽しめるスルメイカのような傑作映画!

出演 : シャー・ルク・カーン, ディーピカー・パードゥコーン, アルジュン・ラームパール

10:…All the Marbles(カリフォルニア・ドールズ)

(1981年/アメリカ/英語)

  • 監督:ロバート・アルドリッチ
  • 脚本:メル・フローマン
  • 出演:ピーター・フォーク、ヴィッキー・フレデリック、ローレン・ランドン

あらすじ

“カリフォルニア・ドールズ”は若い美女アイリスとモリーふたりのゴージャスな女子プロレスのタッグチーム。ベタランマネージャーの中年男ハリーは、彼女たちを一流にすべく地方巡業の旅を共にしている。女子プロレスの世界は厳しく、三人は車一台で旅をするまさにどん底とも言える生活を送っていた。アイリスとモリーは、泥レスリングや汚れ仕事も引き受けながらも、チャンピオンの夢を諦めず、遂にチャンピオンシップへの切符を手にする─。

この映画は、劇場で観て本当に腹を抱えて爆笑した映画です。本当に腹を抱えて、手を叩いて、体を前後に揺らして、めちゃくちゃ笑いました。これぞモーションピクチャー!最高!

女子プロレスのスポ根もの&ロードムービーで、あらすじを書くと平坦に聞こえてしまうのですが、手に汗握る映画。主役の美女二人が実際にプロレスを習得し、体当たりで演じており、実際に映像でみるとその迫力はすごい。相手役も、本物の女子プロレスラーが出演しているとのことで、臨場感満載です。

今回改めて観直して最高なのは変わらないんだけど、やっぱり劇場で観たからよかったんだなーと思います。あの大きなスクリーンで観たからこそあそこまで入り込んで笑えたんだなぁ。いやー、でも戦う女性ってかっこいい。大好きな映画です。

出演 : ピーター・フォーク, ビッキー・フレデリック, ローレン・ランドン, バート・ヤング

* カリフォルニア・ドールズの予告は、約1:00あたりからです。

おわり

私のまわりにはシネフィルはたくさんいて、私はそんなシネフィルとも言えなくてたくさんの映画を観たわけじゃないけれど、好きな映画について書きました。久々に観直して、やっぱりどれも大好きな映画と再確認。長々と最後まで読んでくださってありがとうございます。ぜひ同じ映画が好きな人と出会えたらうれしいなぁ。

今回書けなかったけどこの映画たちも大好き

 

日本映画 → 夢の後始末 赤い犯行/爆裂都市-BURST CITY-/狂い咲きサンダーロード/少年/太陽を盗んだ男

中国映画 → さらば、わが愛/覇王別姫

インド映画 → Baazigar/Humpty Sharma Ki Dulhania/Badrinath Ki Dukhania

フランス映画 → 禁じられた遊び/シベールの日曜日

イギリス映画 → ナック/いつも心に太陽を/ローヤル・フラッシュ/汚れなき瞳/狙撃者

アメリカ映画 → ヤング・ゼネレーション/サブウェイ・パニック

スウェーデン映画 → 刑事マルティンベック

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