【ロケ地巡り】イギリス映画「Taste of Honey 蜜の味」【マンチェスター】

こんにちは。あすゆき(@asliyuuki)です。

私の大好きな映画の一本「Taste of Honey 蜜の味」のロケ地巡りをまとめました。

*ロケ地巡りをしたのは2013年です。ここにある写真は2013年に訪れた時のものになります。

イギリス映画「Taste of Honey 蜜の味」

「Taste of Honey 蜜の味」は、1961年に公開されたイギリス映画です。愛に恵まれずに育った女の子が、同性愛者として苦労しながら生きる男の子と出会い心を通わせる奇妙な愛を描いた映画です。イギリスの映画ムーブメント【British New Wave】の一作で、労働者階級の人々を描いています。

Taste of Honey の舞台 マンチェスター

物語の舞台となるのは、イギリス・マンチェスター。

マンチェスターは、ロンドンから鉄道で約二時間の大都市です。18世紀の産業革命後、様々な工業がマンチェスターで開花したことから工業都市として有名になりました。

ロンドンからは鉄道で行くのが一番快適な方法だと思うのですが、学生時代でお金がなかったことから私はロンドンからコーチ(長距離バス)で行きました。時間は5〜6時間かかるものの、約10ポンドで行けるんです。安い!


Taste of Honey のロケ地

1. ジョーが通っていた学校(校庭)

 

オープニングシーンでジョーが体育の授業を受けているシーンは、この公園で撮影されたそう。

ジョーが通っていた学校(校庭)
Bradford Park, Manchester, England, UK

2. ジョーとジミーが歩いていた道

貯蔵タンクの鉄骨が印象的なジョーとジミーが歩いた道は、ブラッドフォードにあるガス工場跡の近くです。今も変わらずに鉄骨のまま残っています。60年代当時の映画の中でも貯蔵タンクはすでに鉄骨となっていたということは、それよりも前に工場が稼働していたのでしょうか。

ジョーとジミーが歩いていた道

Bradford Gas Works, Manchester, England, UK

3. ジョーとジミーが別れた階段

 

ジョーとジミーが帰り道に別れた階段の場所は、マンチェスターのシティリンク・ホルトタウン駅の近くです。

この駅の近くにメドロック川という川が流れており、川沿いに路面電車シティリンクが走っています。その川と線路の上を渡す【Cambrian Street カンブリアン・ストリート】という道が通っており、この線路沿いの道からカンブリアン・ストリートへ上がる階段です。

今もそのまま現存していますが、落書きされてたり草が生い茂っており、あまり使われていない様子でした。

ジョーのマネをしてパチリ。

ジョーとジミーが別れた階段

Wayside of Citylink and Cambrian Street, Manchester, England, UK

4. ジョーが働いていた靴屋

ジョーが働いていた靴屋は、エティハド・スタジアムの前の通り【Ashton New Road アシュトン・ニュー・ロード】です。60年代の当時は、たくさんのお店が並ぶ栄えた通りだったようですが、今はポツンポツンとしかお店は残っていません。

当時のアシュトン・ニュー・ロードの様子

ジョーが働いていた靴屋

Ashton New Road, Manchester, England, UK

5. ジョーとジョフが訪れた水場

 

ジョーとジョフが訪れた水場は、マンチェスターの街の中を流れる【Rochdale Canal ロッチデイル・カナル】という運河のロックゲート81番の近くです。近くにホーランド・ストリートという道が走っているあたりです。

Photo by reelstreets.com

ジョーとジョフが訪れた水場
Lock number 81 on the Rochdale canal, Manchester, England, UK

Taste of Honey を観る

「Taste of Honey」は、邦題「蜜の味」として1963年に日本でも劇場公開されました。

DVD

VHSでソフト発売されていたようでしたが(一度レンタルビデオ屋さんで見つけたことあります。)長い間日本ではDVD化されていませんでしたが、2013年に紀伊國屋レーベルより日本語字幕付きDVDが発売されています。

出演 : リタ・トゥシンハム, ドラ・ブライアン

動画配信サービス

2020年7月現在、動画配信サービスでの配信はありませんでした。

まとめ&マップ

マンチェスターのシティーセンターはとても栄えていますが、少し中心地を離れると人通りも多くなく、閑静な住宅街でした。

工業都市として栄えたこともあり、街を歩くといたるところにその名残がみられます。今は使われていない工場跡などの周りは、人っ子ひとりおらず窓ガラスが割られていたりして少し怖かったりも…。

ロンドンとはまた違う雰囲気で、マンチェスターに訪れることができて良かったです。

40年代〜60年代のイギリス映画やカルチャーの流れについての記事です。もし良ければこちらもどうぞ!

ロケ地マップ

各ロケ地をマップにまとめています。マップ上では、近くの目印となるお店だったり、通り名を選択していることから実際のロケーションと少しずれている場合があります。ストリートビューなどで確かめてみてくださいね。

 

あすゆき

最後までお読みいただき、ありがとうございました🧡

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